準高等遊民生活、またはポリグロット目指して多言語学習する日々

めいぼうじんの弟が語学(英語・韓国語・中国語・ロシア語)習得したりギター・エフェクターの製作したりちゃんと真面目に働いたりするブログ

韓国語上達マップ 入門編 Ver. 140726

入門編

 私も学習中の身ですから、最初から英語上達《完全》マップのように全段階を俯瞰できる勉強法を編纂する能力はまだございません。

 しかし、韓国語は日本語と単語や文法が近いので、読み書きできるだけで今までより少し世界が広がるため、学習はむしろ楽しいと感じるでしょう。

 まずは読み書きができるところまで目指しましょう。マイルストーンとして英語ではTOEICがあるように、韓国語ではTOPIK(全文韓国語)やハングル能力検定(日本人受験者のための出題)を受験しましょう。TOPIKは最近試験制度が変わって、初級では聞き取りと読解問題のみが出題されることになりました。作文問題が無くなったんですね。

 

実践トレーニング法

《発音》

 まずはじめに、外国語を覚えるときにカタカナを使うことを止めましょう。そもそもカナだけで全ての発音を正確に再現することは不可能ですし、いつまで経っても日本語訛りが抜けない原因になります。

 基本母音でさえ「ウ」「オ」「ヨ」の発音が二種類存在するので、書き取りや聞き取りが非常に困難になります。それぞれ別の音であることを忘れてしまうと、そういう罠に引っかかっちゃいます。

 

・3日でできる 超入門ハングル書き取りノート

 1日4時間×3日、という労働者ガン無視の侠気想定。連休を利用して勉強したらイイカンジ。

  この本を利用するときは、一個一個書き取りながら自分でも発音し、手・目・耳・口を刺激しながら練習してください。

 これ1冊である程度読み書き聞きができるようになります。

 

・韓国語の発音と抑揚トレーニング

 韓国語には《激音》《濃音》という発音があるのですが、大半の初学者は普通の発音と何が違うのか、どう発音すれば良いのかが全く分からない最初の関門です。

 この発音の違いは、「口から強く発音するんだ!」とネイティブから教わる方が後々苦労することになります。彼ら彼女らは感覚でしかこの発音を知らないからです。

 日本語の高低イントネーションと同じ調子、ということが分かると段々区別して発音できるというのが白眉。

 

《文法》

 

  全50課あって結構ボリューミーに感じるかも。

 最初の7課までは《発音》で紹介した改訂版 3日でできる超入門ハングル書き取りノート韓国語の発音と抑揚トレーニング―今すぐ実行できるウラ技を大公開!と内容が被ってる。タルいなら第8課から始めてもいいが、7課までで紹介している単語や表現なんかはサラッと流そう。

 これ1冊だけでも旧TOPIK 4級(中上級)を合格した人もいるぐらいなので、入門段階から末永くお世話になりましょう。Amazon「韓国語 文法」で検索順第3位は伊達じゃないけど、『完全上達マップ』にあるように、最初は薄い文法書から始めた方が学習離脱者は少なくなると思うの。 

 もっと薄くて文法をサラッと流せる本が出たら、この本を中級に持ち上げて初心者向け教材を紹介したいくらです。

 ちなみに続編で中級編があります。

 

《短文暗唱》

 本家『英語上達完全マップ』の森沢先生が作った瞬間英作文とほとんど似た作り。左ページに日本語、右ページにハングルが記載されている。

 『先に文法終わってからやってもいいんじゃ……』と自分でも思うのだけど、文法書に採用したしっかり身につく韓国語トレーニングブック (CD book)だけでは単調でツマラナイとか、『少しでも早く韓国語喋れるようになりたい!』と思う人なら《発音》を終えてハングルが読めるようになった段階からスタートさせて良いと思う。文法知識と短文暗唱の両輪で力強く勉強を進めるのもいいかも。

 

《音読パッケージ》《精読》

 現段階で挑戦するのは危険だと感じています。

 中学時代から『復習』することで英語は長文もある程度読めるようにはなるでしょう。

 しかし、韓国語初学者が同じように韓国語の長文や音声に当たっても、基礎となる文法理解は全体を通したことが一度もありませんので頭に入る訳がありません。 

 短文暗唱や文法などを積み重ねることで、本家完全マップの推奨する「初歩的文法を通して外国語の初期回路を作る」ようにすればいいでしょう。

 

それでも長文読解がしたい人へ

これなんか良さ気で欲しがっています。

 

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