【韓国語】「だいたい」じゃあ、楽しめるけど身につかない参考書
カタカナ発音からの脱却を!
本日の槍玉。
本書で勉強すると楽しいんだろうな。ってぐらい造りが面白い本でした。今年出たばかりだし、その内人気になるんじゃないかなって思う、なかなか良い造りの本です。中学1年生の英語テキストを思い出す、会話応答型のスタイルで韓国文法を一人称・二人称の立場から学べます。
ただ、惜しむらくは徹頭徹尾文章にルビ振ってるんですよこの本。ルビに目が行くと外国語はいつまで経っても上達しません。外国語を外国語のまま理解できるようにならなくてはポリグロットと呼べません。
事実、ネイティブレベルで日本語が上手い知人は「日本語と韓国語のスイッチがあって、韓国にいる時は韓国語で考え韓国語で喋るけど、日本にいる時は日本語で考えて日本語で夢見るよ」と言っています。
しかし、単純に「韓国へ旅行行って楽しんでくるわ~」って、外国へ行ってその国の言葉をカタコトで使って、買い物や食事を楽しむレベルにはこの本だけでもなれると思います。
同じくらいのレベルに感じる 『初中級 書き取りノート』はルビが振られていない部分もあるので、ディクテーションしながら文法を学べるというメリットを考えるとまだまだこの本の牙城を突き崩すことは難しいのではないでしょうか。
薄くて学びやすい韓国語文法テキスト探しは続きます。