外国語を学ぶということ ~話せる音は聴ける音~
発音はネイティブではなく日本人に教わろう
高校受験や大学受験を経て、「むしろ何かが不得意だった人の方ができない人間の気持ちが分かる」ということを痛切に感じてきました。
勉強できる側の人間は、なぜできないかが理解できていなかったりするんですよね。
さて。
ネイティブは当たり前のように言葉を扱えます。僕ら日本人も、扱うのが日本語なら同じく当たり前のように作文・発音できるでしょ?
文法は独学でも学べるけど、発音はネイティブの先生に教えてもらいたい。って思う人結構いるよね。でも発音は、『自分たちが自然体で発話できるのに、なぜこの人は覚えられないんだろう』と不思議がられたりするスキルのひとつだと確信してます。
『自分が簡単にできることは、他の誰かも簡単にできるだろう』という推測は、色んな教える側の人が陥りやすい誤りなのよね。
日本人が外国語習うのに、外国人母語話者じゃないと絶対ダメ。とは言い切れないよなぁ。
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どちらも他国語学習者として『ネイティブが日頃気にしない部分』へ目を向けているから、コツってヤツを掴みやすい。
口を鍛えて耳でチャレンジ
発音をひと通り学んだら、次はディクテーション。聴いた通りに文章を書くトレーニングをすると語学力は格段に伸びると教わりました。
そりゃそうだよね。例えばTOEICやTOPIKをはじめリスニングがある試験なら、問題文や選択肢を全て把握できたらそうそう点を落とさないでしょ。試験本番で文字を全部書き起こしする訳じゃないけど、テストに出ないからってサボってやらないのは、語学力向上のチャンスを不意にしている。
ディクテーションはリスニング力だけでなく、「聞き落としたけどここにはtheが入ってなっきゃおかしいよな」とか思えたりする力の根源、文法力も同時に鍛えあげられる。一粒で何度も美味しい。
「あ、聴こえる!」の喜びは一朝一夕では手に入らなくて。結局語学力の向上は掛けた時間と効率の良さを乗じたものに過ぎないんだな。
それでも脳に「あ、聴こえる!」の飴を与えたい人だけが、威圧的な鞭を振るう分量の語学勉強をこなせるんだなと思う。
今日から勉強した量を記録するためにもう一個ブログ作った。
今日は1パートをディクテーションして、スペル間違いとか定冠詞の抜けとかそういうアレに苦しめられた。
次は勝つ。