準高等遊民生活、またはポリグロット目指して多言語学習する日々

めいぼうじんの弟が語学(英語・韓国語・中国語・ロシア語)習得したりギター・エフェクターの製作したりちゃんと真面目に働いたりするブログ

【英語】『音読パッケージトレーニング』より『英会話・ぜったい音読』が断然読みやすい

「まずは1冊やりきろう」が大切

 語学の、それも独学って難しいですよね。モチベーション管理が非常に重要。

 脳にもご褒美は必要で、「わかる」って喜びが都度都度感じられる勉強法が、凡人でも挫折しない肝心要のコツなのです。

 

 英語学習する人で、こぞって『英語上達完全マップ』(参考リスト参照)を真似るタイプの人間は多いです。多いですけど、やりきれる人は非常に少ない。なんででしょうね。

 

 ところで私は大学在学中にうつ病でぶっ倒れて、休学期間含めて7年かけて大学卒業したんですね。で、倒れる前に勉強しようと思って買っておいた本がたくさんあるんです。

 中国語なら『中国語発音・完成マニュアル』だとか今は絶版になったみたいですが、当時抜群に高い評判だった『Why? にこたえる はじめての中国語の文法書』だとか。検定試験に向けて『キクタン中国語』も買いましたね。

 韓国語は『しっかり身につく韓国語トレーニングブック』もオススメだよー。と2ちゃんねるかどこかで推しまくられてたので買ったんですよ。

 倒れる前は、大学の講義とは別にみっちり八時間、寝る間も惜しんで勉強できた時ならやる気も満ち溢れていたんですけどね。

 今、そんなの無理。しんどい。疲れる。

 

 で、話は再び変わりまして。

 今調べたら2004年頃から提唱が始まったらしい『完全マップ』。書籍版は2005年。倒れるまでは全く知らず、社会復帰してからその評判を知ったので、今手に入らない本とか、出版社が絶版にしてしまった本とか、正直触れられなくて悔しい教材はあります。

 

 ただね。2004年から英語教育業界が全く進歩してないと誰が言うでしょうか。テキストの方も十年前、アレですよ。「十年ひと昔」という言葉があるように、『完全マップ』そのものが推薦している本って、出版年から考えたらそれ以上に『古い』情報を扱っている。『完全マップ』が英語学習者の『情報が多すぎる問題』を克服できるよう丹念に考えこみ作られたオススメ本リストは、ハッキリ言って古典の世界。『完全マップ』が金科玉条となったことで、逆に『情報が古過ぎる問題』を英語学習者たちは抱え込むことになってしまったのです。

 昔の本ってどこか難しく感じますよね。その本自体が効用として持っている『わかりやすさ』は変わりませんが、この10年で『わかりやすさ』をめまぐるしく向上させた英語教育者だってたくさんいるのに。

 

 ここでようやく話は一番最初に戻ります。

 現代人は現代の本を使って、昔以上の効率性を得ることができるようになりました。当時理解するのに最も向いてると言われてきた本も、今では他の本にその役目をバトンタッチしているんです。いつまでも同じものにしがみついていては、自分より効率良く学んでいる後続に抜かれていってテンションだだ下がりになる人も出るんじゃないですか?

 

 遠い道のりでしたが、いよいよ表題に辿り着きました。

    VS   

 

 これです。英会話・ぜったい音読。『続』が付かない旧版の方は、中学英語教科書改定時期前に出版された本みたいで。中学教科書の中身自体が大きく変えていない部分もあるため、旧版で収録されている話も『続』に収録されてるらしいので、『続』の方だけ読めば良いかと。

 

 この2冊、圧倒的に分量が違うんですよね。

 『完全マップ』作者謹製の『みるみる』は英語能力が格段に向上するのでしょう。しかしスクリプトの長さは『ぜったい音読』の三倍くらいあります。更にコンテンツとしての中身も、『ぜったい音読』の方は本物の中学生用英語教材から採用されているだけあってテーマが平易です。

 

 代ゼミに通っていたときに吉ゆうそう先生という英語教師が言ってました。「中学生レベルの簡単な英文でいい。君たちは毎日このテキスト最初に載っているこのスクリプト。受験本番までに300回、毎日音読してみなさい。英語力が格段に飛躍するから」とおっしゃっていました。『完全マップ』をやり遂げた方々も、音読の効果を非常に重要視されていました。音読でコケると後が辛いのです。

 『みるみる』が難しいなら『ぜったい音読』から始めたらいいんです。そして毎日続けたら、途中で投げ出した『みるみる』より絶対英語がモノにできるんです。

 

 苦労は買ってでもしろと言いますけど、どうせ買うなら断然分かりやすさ重視ですよ。「もしかして自分前より英語上手くなったんじゃないの!?」って思いますよ。始めてしばらくは思うだけですけど。脳にやる気を与えて、完成形になったときは本当にそうなったんだと確信できるはず。

 『英会話・ぜったい音読  続・入門編 』、ハッキリ言ってこのシリーズはオススメです。

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習

者へ